第9回めがね供養会

2021年10月 2日(土)

上野・不忍池辯天堂にて開催

台風の影響で順延。約1,000本の眼鏡を供養致しました

 今年は大型の台風が開催予定の 1日(金)に関東へ最接近したため、急遽翌日へと順延させて頂き、10月 2日(土)午後13時から上野・不忍池辯天堂で、お寄せ頂いた約1,000本の眼鏡を供養致しました。

 昨年に続きコロナ禍での開催とあって、午前11時45分からの受付に際しては、間隔を開けての整列や受付テーブルの小まめな除菌作業など、感染拡大防止に留意して実施致しました。夏日となった当日は、開催日を急遽変更したにも拘わらず、受付に代わる代わるご来場者のお姿をいただきました。また午後13時からの本堂での供養(読経)は、列席を組合関係者に限り執り行いました。 

 供養冒頭、祭文として当組合の山崎親一理事長が、「お客様が日々共に過ごした愛着ある眼鏡の行く末を最後まで見届ける事は、私たち眼鏡店の務めであると考え、10年前よりこの『めがね供養会』を開催して参りました」と述べ、「眼鏡に拘わるヒトとモノへの感謝と哀悼の誠をささげ、国民の快適な視生活向上に貢献するため、日々の眼鏡作製技術の更なる研鑽を重ね、一人一人のお客様のために心を込めて眼鏡を調製し、未来永劫ご提供させて頂く事をここにお誓い申し上げます」と誓いの言葉を捧げました。

 引き続き、東叡山寛永寺辯天堂・ご法師様による読経、そして参列者による焼香が行われ、最後にご法師様から一語を頂いた後、午後13時45分に閉会致しました。

 

 なお供養された眼鏡は、よりすぐった物を弊組合と学校法人東京眼鏡学園・東京眼鏡専門学校との産学協働により再び眼鏡として使えるように再生させ、開発途上国への寄贈に活用させて頂きます。残念ながら、ここ数年はコロナ禍により思うようにこの活動出来ませんでしたが、この取り組みは今後も続けて参りたいと考えております。またそれ以外の再利用が難しい物は、福井県鯖江の眼鏡修理専門工場で修理用の材料としてご活用いただきます。その一連の経過は動き次第、今後もこちらのページで報告してまいります。

 最後に、ポスターモデルを務めて頂いた(一社)福井県眼鏡協会公認"めがね大使"「CUTIEPAI・まゆちゃん」には、この日もご来場者へのご対応や供養にご列席を頂きました。
 ※最後の集合写真に仲間の「伊藤次郎さん(オプテリアグラシアス)」の姿がございませんが、この日も終始一緒に供養会を作り上げて頂きました。